VIVAの中にある東京藝大オープンアーカイブは、東京藝術大学の卒業・修了作品を主に公開展示すると共に、「たいけん美じゅつ研究所」や「対話型鑑賞」など主体的に作品を観る様々なプログラムを通して調査研究を行う収蔵庫です。収蔵庫は貴重な作品を次の世代に届けていくため、保存環境を整え、管理していく場所です。ここでは作品保護のために、時間を区切り少人数ずつ限定的に公開しています。約1年ごとに一部展示替えを行っており、長期間同じ作品を展示することで鑑賞をより深めていくことが可能となっています。
例年東京藝大大学美術館の買い上げ作品である映像や彫刻、作家個人から直接借用した平面作品、取手市長賞に選ばれた市の買い上げ作品を展示しており、今年度も東京藝大が育む多様な表現に触れられる作品が揃いました。併せて、東京藝大オープンアーカイブや取手収蔵庫に現在展示している作家8人の自画像を平成と令和の時代に分けてご覧いただけます。学生時代に自分自身と向き合って完成した自画像の数々を、作品とそれぞれ見比べることで何か新しい発見があるかもしれません。今を生きる作家たちの姿を知ることで親近感が湧き、作品を身近に感じてもらえますと幸いです。
また、東京藝大オープンアーカイブの隣にはクローズアーカイブという一般の方は中に入ることのできない収蔵庫があります。内部の様子を見ることができる小窓がついておりますので、美術の裏側を覗いてみてください。
東京藝大オープンアーカイブの見どころ
1. 美術館の展示室とは異なる公開型収蔵庫ならではの展示
ラックに収納する形だったり、展示台ではなく木製パレットの上に展示するなど、収蔵庫ならではの見せ方をしているのも特徴のひとつです。パーテーションが無いため、作品をより近くで鑑賞することも可能です。作品の裏側がどうなっているのかも見ることが出来ます。作品の裏側にも何か描かれているものがあるかもしれません。
2.取手収蔵庫との連携展示
今回は初となる取手収蔵庫との連携展示を行っております。取手収蔵庫に展示している作家の別の作品を東京藝大オープンアーカイブで見ることが出来ます。どちらも併せてお楽しみいただければ幸いです。
3. アーティストに出会える
ここで展示している作家の中から毎年4名の方にお越しいただき、作品インタビューやアーティストトークを行っています。作家と出会い、お話を聞いたりする特別な「たいけん」をしてみませんか?日時は確定次第、HPに掲載予定です。
4.公開型収蔵庫ならではのアーカイブ
1年に1回展示替えを行い、長期的に同じ作品を展示することでひとつひとつの作品とより深く向き合うことができます。その利点を生かして同じ時代を生きるアート・コミュニケータ「トリばァ」が作家のお話を直接聞いたりした時間をラジオやnoteといった形でまとめたアーカイブを作成しています。東京藝大オープンアーカイブ前にある目録のリンクからご覧いただけます。また、調査という視点から作品を鑑賞してみるプログラム「たいけん美じゅつ研究所」でのこれまでの調査依頼書を東京藝大オープンアーカイブ前の棚にてファイルを作成し公開しております。どちらも是非ご覧ください。
出品作家(50音順)
東京藝術大学大学美術館蔵
太田 紗世/川羽田 匠登/小瀬村 真美/小林 龍太/志喜屋 徹/柴田 早穂/syo5/森田 太初
取手市蔵
秋山 洋平/伊藤 寛人/川口 富裕実/菅原 道朝/常行 哲弘/中島 芳奈子/野堀 佳代子/フカミエリ/堀田 紅音/松下 雅寿/松永 龍太郎/吉川 龍/渡辺 悦子
個人蔵
大町龍司/佐々木翔大/曽根 美咲/宮嶋 森羅/山本 和真/ヤマダカズキ
クローズアーカイブ
東京藝術大学大学美術館蔵
会期
2026年6月30日~2027年3月31日(都合により前後することがあります)
開場時間
11:00-12:00/14:00-18:00
※休業日:水曜日・金曜日午前・第一日曜日・アトレ取手休館日
※イベント開催時は閉場する場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
料金
無料
